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ひとまず終了します [出荷情報]

昨年末から続いていたアルストロメリアなどレギュラー品目の切花出荷ですが、ここでひとまず終了致します。
最後までご注文いただきまして、有り難うございました。

引き続き、アガパンサスなど季節の切花につきましては出荷がございますので、どうぞよろしくお願い致します。

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終了といえば、近日中に当園のホームページをリニューアル致します。
実は、新しいホームページは、前の会社の後輩や友人たちがデザインをしてくれて、剰え、花を活けてくれたり、写真を撮ってくれたりもしました。
この場を借りて御礼申し上げます。
何から何まで有り難うございました。
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7月中には新しいホームページに移行しますので、併せてよろしくお願い致します。

アルストロメリア シンプルシリーズの出荷がピークです [出荷情報]

アルストロメリアのほぼ全てには、その花弁にスポットやストライプがあります。
これがアルストロメリアの最大の特徴でもあるのですが、世間一般でアルストロメリアが嫌われる一番の原因も、このスポットやストライプにあります。

そこで、当園ではスポットやストライプを完全に排したスポットレスシリーズを作出したのですが、ここ数年、よりシンプルでよりクリアな色彩、そして完全受け咲きな花姿を求めて育種を進めてきたのが、シンプルシリーズです。

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写真は、シンプルシリーズの中では一番新しい『シンプルパール』です。
実は、育種中は仮名で『シンプル桜』と呼んでいましたが、どちらかというと仮名のほうがしっくりくるような…。

なにともあれ、スポットレス系やリグツ系、原種系は、季咲き品種ですので、この時期しか出荷がありません。
また、この時期はすぐに梅雨に入ってしまいますので、そうするとどうしても花ボトが出てきてしまいます。
花ボトが出ると出荷は停止します。見つけた時が一期一会、お見逃しないように!

コスト削減とデザイン変更 [徒然]

最近当園では、切花の段ボールを白い化粧箱から、通常のクラフト紙へ変更しました。

理由はもちろんコスト削減にあります。
特に段ボールの値上がりは今年に入ってまだ4カ月しか経過していないにもかかわらず2回もあり、仕方なく通常の段ボールへと変更することになった次第です。

コスト削減

正直、この言葉はもうお腹いっぱいなのですが、我々農家は、原油価格とともに軒並み上がってしまった仕入原価を、自分の商品単価に上乗せすることが難しいので、何とかしてコストを下げて少しでも利益の出る体制に出来るよう努めていかねばなりません。

例えば、コストを下げながらも商品価値を上げる工夫や、コストを下げたこと自体を分からなくする工夫など、貧すれば鈍すると言いますが、貧しても鈍しないようにしていく工夫が必要です。

そこで、先程の段ボールなのですが、思い切ってデザインを変更しました。

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また、以前は2色刷りだったものを単色へ変更し、ここもコストを削減。
しかし、単色にした事で、ハンコの色を季節に応じて変えるなんてこともできるようになりましたし、今回に関して言えば、一石二鳥という感じでしょうか。

結果報告@フロリアード2012 [出展・展示]

フロリアードとは、10年に一度オランダで行われる世界最大の国際園芸博覧会で、今年がその開催の年となります。
http://www.floriade2012.jp/

そのイベントの中で、新品種の展示・品評会が行われます。
実は10年前のフロリアードでは、偶然社長がオランダの提携先農場に視察に訪れていて、これまた偶然当園のアマリリスが季節外れに咲いており、飛び入り参加させてもらいました。
今回はきちんと、春・初夏・秋の3回出展するよう準備を行ってきましたが、昨年末から今年の春までの異常な寒さで、なかなか計画通りに花が咲かず関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

さて、その1回目の春の切花へ出展した結果が出ましたので、ご報告させて頂きます。

今回展示した品種は、八重アマリリスの『コニンホワイト(英名:QueenWhite)』とリューココリーネ『ディーセント』の2品種です。
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結果はというと
アマリリスは、10点満点中9.13点
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リューココリーネも、10点満点中9.10点
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前回の採点方法ですと、9点以上は全て金賞でしたが、今回から相対評価となりましたので、9点以上だから必ずしも金賞がもらえるというわけではないようですが…。

しかし、お陰さまで、なんとか様になる結果を得ることができました。
関係者の皆様、ありがとうございました。

謙虚な原種アルストロメリア [出荷情報]

『原種』というと、やや地味な印象を持つ方も多いと思いますが、実際の原種は園芸種よりも華美な雰囲気を持っているものも多くあります。

今月から少量出荷している『モデスタ』などは、まさにそんな原種の一つです。


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モデスタ(modesta)は、英語のmodest(謙虚な)の元になった言葉だという話ですが、この花を見ていると、欧米の謙虚さとは、それほどではなかったりするのかもと思ってしまったり…。

リューココリーネ出荷開始です [出荷情報]

昨年から続く寒波と日照不足、それに当園のミスも相まって、ほとんど出荷できていなかったリューココリーネがやっと出荷できるようになりました。

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これからの需要期には何とか間に合いましたが、すぐに暴落の5月が…。

バルビネラは春の香り [開花情報]

南アフリカ冬雨地区が原産のバルビネラ。

初春の香りというと、梅の香りが一番なのでしょうが、私にとって初春の香りはバルビネラの香り(花屋さんに入ると独特な匂いがしますが、それ近い匂いです)でしょうか。
毎日毎日、本当に寒い日が続いていますが、この花を見ると春が来たんだなぁと感じます。

そんなバルビネラですが、昔は色々な方が生産されていたのですが、今ではほとんど止められてしまいました。
当園でも昔からバルビネラの育種・生産してきましたが、今ではほんのわずか生産しているにすぎません。

現在の市場では、面を飾れる花が主流ですので、バルビネラのような線や流れのある花は、単価が出にくいのです。まして、1年栽培して1株から1本では、栽培を止めてしまうのも分かります…。

しかし、当園では良いものだけを残して育種だけは続けてきましたので、最近なかなか捨てがたい品種が出てきました。

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バルビネラの英名は『cat-tail』、猫のしっぽのように上までどんどん咲いていきます。
特に、新色『あけぼの」は、オレンジイエローからホワイトのグラデーションに咲いていく、その名の通り、春の曙のような色彩が魅力的なバラエティです。

今年は例年になく、良い栽培ができました。
あまり多く出荷はできませんが、見かけたら春を色と香りで感じてみてください。

ゼフィラ エレガンスの出荷がピークです [出荷情報]

例年にない寒さのため、思うように花が咲かないなか、ゼフィラ エレガンスだけは、例年以上に素晴らしい花を咲かせています。

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ダイヤモンドリリーのような輝きがあり、まるで桜餅のような甘い香りが特徴的なゼフィラ エレガンス。
是非この機会に、病みつきになるこの香りを楽しんでみてください。
今年は、ご注文にも答えられると思いますので(苦笑)

講演会へ [研修]

今週は静岡へ講演会へ行ってきました。
実は、静岡県経済産業部農林業局みかん園芸課さまからお誘いを受けまして、今回は話す立場での出席となりました。
正直、まだ経験も実績もない私では、力不足も甚だしく、到底皆様の前でお話しできるような立場ではないのですが…。恐らく、お聞き苦しいところも多々あったと思います。この場を借りて、お詫び申し上げます。

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私の話はさておき、ご一緒させて頂いたゲブラナガトヨの荒井さんのお話は、示唆に富み大変参考になりました。特に、パワポの最後に書かれていた言葉。よく聞く言葉ではあるのですが、ダーウィンの「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ」というのは、先日コダックが潰れたことも相まって、今まで以上に重みを持って感じました。

今年からは、私もこの言葉を心の真ん中に刻んで毎日仕事をして行こうと強く思った講演会でした。

新年のご挨拶

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謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

昨年は、大変お世話になり、ありがとうございました。
また、昨年の東日本大震災において被害に遭われた皆様におかれましては、あらためて心からお見舞い申し上げます。

日本の花の消費は、その大半が冠婚葬祭やお祝い事などといった業務需要で成り立っています。
花というのは、どうしても華やかな雰囲気がありますので、今回の震災では、花見まで自粛しろといった意見まで出たように、花卉業界へも深刻な影を落としました。

しかし、花には癒しという役割もあります。
被災地へ送られた花に癒されたという声は、私たちとって嬉しいニュースでした。

花と通して出来ることはあまり多くないかもしれませんが、少しでも多くの方に花を見て癒された、元気になったと言ってもらえるような花を育種し、お届けしていきたいと思います。どうぞ変わらぬご支援のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、皆様の益々のご発展とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。 

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