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1年半ぶりにオランダへ [海外出張]

先週から昨日までの約1週間、オランダへ行ってきました。

今回は、取引先で試作している進捗状況と今後に関しての確認がメインでしたが、最後の1日は10年に1度の花の博覧会フロリアード2012へ行ってきました。

フロリアードに行く前からオランダの取引先の連中から、行ってもガッカリしないでねとか、頑張ってるのは日本だけで、他はお土産物を売っているだけで全く感動がなかったとか、散々な言われようでしたが、まぁ行ったら行ったでそれなりに楽しめました。

確かに言われているように、新しい園芸品種として何が有望かだとか、今後の花卉園芸業界のトレンドの方向性を示すようなものに関しては、正直微妙ではありましたが・・・。

例えば、ガーデン資材としてはエノコロ草みたいなもの(そのもの?)が大人気の様子でしたが、これが日本で流行るかといわれると、雑草的なイメージをどう克服するのかが少々問題ですし、そもそもセイタカアワダシソウのように帰化して雑草になりかねない雰囲気があります。
球根を生産している側から言うと、残念ながら、今後しばらくは宿根草がガーデン資材のメインであることは良くわかりました。
floriade_garden.jpg

イングリッシュガーデン風というか、放任風ガーデン・・・。


また、切り花としては、日本が世界をリードしているというのがとても良くわかる内容でした。

オランダで人気があるのは、数年前からですが胡蝶蘭、それとアンスリウムです。
胡蝶蘭に関しては、IKEAで2本立ちが5ユーロで売られていたりなど、価格に関してはかなり暴落している様子ですが、花持ちの良さから窓辺に飾る花の地位を手に入れたように感じました(以前はアマリリスも良く飾られていたんですが・・・)。

アンスリウムに関しては、どうなんでしょう?
確かに花持ちは良いでしょうし、色も豊富ではあるのですが、個人的に花としてみた場合、どうもアーティフィシャルな感じがするんです。
とはいえ、オランダにはアンスラというアンスリウムの有名な育種企業がありますから、今後、日本でもトレンドになる可能性は非常に高いと思います(もしかして数年前と比べるとよく見かけるようになりましたから、私が疎いだけで、もうトレンドになっているのかも・・・)。
ans.jpg

アンスをブーケに!



園芸大国だったオランダ、今後もそれは変わらないのでしょうが、中身はだいぶ変わってきたように感じます。
オランダの園芸はどういう方向に行くのか。その結果、日本にはどういう影響が出るのか。そして、それが・・・と普段日本にいるとあまり考えないようなことを考えるようになるのも、海外出張の目的なのかもしれません。

現地視察@フィリピン [海外出張]

今後、どのように海外との関係を築いていくのか、今までは『餅は餅屋』という事で、増殖と販売は委託するというスタンスを取ってきましたが、これからの方向性や可能性を色々とテストをしてみようとフィリピンへ行ってきました。

カガヤン.jpg

カガヤン・デ・オロ空港

何とも南国感漂う空港で、写真に移っている場所がバゲッジクレームです。

カガヤン街並み.jpg

街並みもアジアの南国って感じです。
正直、カガヤンに行く前にマニラへ寄ってきたのですが、マニラよりもずっときれいな街並みです。

目指す圃場は、街から車で30分程度。
海抜800~1000メートルの場所で、気温は最高でも25℃程度と、一般的な植物を栽培するうえで、理想的な環境です。

カガヤンパイナップル.jpg

現地圃場の周りは、見渡す限りデルモンテのパイナップル圃場。
その広さ、なんと25000ヘクタール(東京ドーム5300個分以上)だとか。

カガヤン農場.jpg

現地圃場の一部。
アマリリスが路地で栽培されいました。
試作してみないことには何とも言えませんが、日本で栽培するより、2・3倍速く生産できるかもしれません。

まずは、どういう植物が適しているのか、今後試作をしながら見極めていきたいと思います。
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