SSブログ

グラジオラス ラティフォリウスHyb [出荷情報]

グラジオラスの出荷が始まりました。

グラジオラス ラティフォリウスHyb
gladioluslatifolius.jpg


今年は培土のブレンドを変え、資材もフザリウムを抑えるという生物資材を使い栽培しています。
その甲斐あってか、今年のグラジオラスは病気もなく近年稀に見る良い出来です(苦笑
この機会に是非!

赤と黄色 [出荷情報]

昨今流行りの断捨離ではないですが、育種をしながら営利生産を行うとなると、必ず必要になってくる作業が『捨てる』という作業です。

どれを捨てどれを残すのか、その選抜基準は様々ありますが、当園が一番重要としているのが『新奇性』があるかどうかです。

今回ご紹介するアルストロメリア『ピッコロレッド』と『ピッコロイエロー』は、もう20年近く前に選抜された品種ですが、今見てみてもこの鮮やかな赤と黄色は他にはない新奇性のある品種だと思います。

ピッコロ.jpg


ただ、この品種、保存種として温室の片隅にある程度の栽培量です。
もし、目にする機会があるならば、それはすごいラッキーなことなので、ぜひ手に取りレジへ向かってください(笑

ベラドンナリリー フェイバリット 出荷開始です [出荷情報]

学名的に言うとチョットややこしいのですが、このベラドンナリリーこと『アマリリス ベラドンナ』こそが本来のアマリリスで、一般にアマリリスと言われているのは『ヒッペアストラム』というのが正しいと言うことになっています。

しかし、『ヒッペアストラム』は『アマリリス』で浸透していますし、今まで通りヒッペアストラムを『アマリリス』と呼び、アマリリス ベラドンナを『ベラドンナリリー』と呼ぶのが一般的です。

さて、そんなベラドンナリリーは別の学名を『ブルンスビギア ロゼア』とも言い、『ロゼア』の名前が付いている事からも分かるとおり、本来はピンク色です。

当園のオリジナル品種の『フェイバリット』は、従来にはない白系のベラドンナです。
実際には『純白』というわけではなく『オフホワイト』で、逆にそれが香りと相まってブライダルで好まれてお使い頂いているようです。

favorite.jpg


今年はあまりの暑さで、なかなか蕾が上がってこなかったのですが、ここ最近の涼しさで一気に上がってきてしまいました。
ゆっくりと涼しくなっていくような年ですとポツポツと咲いて長く出荷できるのですが、残念ながら今年はあまり長くは出荷できないと思います。

当園のお気に入り品種の『フェイバリット』 この機会に是非お使いください。

アマリリスベラドンナの出荷が始まりました [出荷情報]

『美しい淑女』を意味するベラドンナリリー(アマリリス ベラドンナ)。
今週からやっと出荷開始です。

ベラドンナピンクシェード.jpg


ベラドンナリリーは『香り』と『超多輪咲き』が特徴ですが(1本辺り16輪程度付きます)、それ故、頭が重すぎて垂れて咲いてしまうという欠点がありました。
当園で育種選抜された系統は、基本的にステムが丈夫で首も強く最後まで垂れずに咲ききるのが特徴です。

特に来週辺りから出荷開始される予定の『フェイバリット』は、そんなベラドンナのネガを払拭した系統として人気を頂いています。

シンプルに追い求めました [出荷情報]

アルストロメリアには様々な原種があり、また園芸品種もあります。

実際のところ、皆さんが一般的にアルストロメリアというと、大型でボリュームのあるオランダのパテント付き品種を思い浮かべると思います。

これらは、バタフライ系などと呼ばれ、ペレグリナやモデスタという大型の原種をベースに豊産性のオーランチアカという原種を交配したものだと思います(恐らくアメリカの育種家、故フレッド=マイヤー氏が育種した品種群が基になっていると思います)。
peregrina.jpg

画像は、ペレグリナ ロゼアです。

これらの品種群はとても豊産性で育てやすく、1本でもかなりのボリュームが取れ軸も太くて折れ難く、営利的に素晴らしい系統だと思います。とても当園の品種では太刀打ちできないモノです。
しかし、以前と比べ色幅はだいぶ増えたようですが、基が同じなので、花姿がどれも似通ってしまうと言う特徴もあります。

そんなオランダ系の品種群と当園のスタートラインは一緒でした。

ただ、当時の花業界はバブル真っ盛りだったこともあり、当園では豊産性と言ったことは二の次で、ただ綺麗だと思う花を育種し続けました。その結果、アルストロメリアの企業的、営利的な育種という観点では、オランダに完敗したと思います。これをアルストロメリアの『ガラパゴス化』と言います(苦笑

その綺麗だと思う花姿を追い求めて育種されたのが、やっと出荷開始されたシンプルシリーズのなかの『シンプルチェリー』です。
SIMPLECHERRY.jpg

シンプルシリーズの特徴は、完全に受け咲きになる花姿と、スポットやストライプの一切混じらない花色。
大型の品種でありながら花は小ぶりで、和洋どちらにもお使い頂けます。
豊産性は度外視ですので、出荷期間は恐らく2週間程度となる見込みです。
この機会をお見逃しなく!

シリーズですので、チェリーの他に、ローズ、レッドがありますが、こちらはまた来年で(汗

アルストロメリア リグツ系 バリエガータ [出荷情報]

当園のオリジナルで『アルストロメリア リグツ系 バリエガータ』という品種があります。
最近よく出荷している『アルストロメリア カリオ系 バリエガータ』とは違い、リグツ系から育種した品種です。

ですので、出荷時期がカリオ系と比べ短いのが残念ですが、軽やかで涼しげな葉姿が他の斑入り品種にはない魅力があります。
variegated.jpg


花が咲く前の葉をメインで出荷しているので、あまり花を出荷することはないのですが、実は結構カワイイ花が咲きます。
variegated_flower.jpg


これから6月上旬にかけて、『花』のあるバリエガータが出荷されます。
出荷量は少ないですが、見かけたら是非手に取ってみてください。

ライ麦畑で [出荷情報]

16歳になったら読んだ方がよいとか言われている『ライ麦畑でつかまえて』ですが、多分に漏れず私も16歳の時に読みました。
残念ながら当時の私では色々と経験値が足りず、また野崎さんの訳が読みづらくてまったく感情移入できずに、ただ読んで終わってしまった感じがしました(失礼

しかし、大学の頃、再度読み直してみると、当時のはやり言葉で書かれたこの訳も、これはこれで味があり、「なるほど、『ライ麦畑のつかまえ役』とはそういう意味か」とモラトリアムまっただ中の自分とすこしかぶって感じたモノです(しみじみ

ホールデンが妹のフィービーに自分の夢を語る台詞から、私は長らくライ麦とは子供の背丈程度しかないのだろうと勘違いしておりましたが、自分で栽培してみてビックリ、大人の背丈をも超え、2メーター以上になります。

rye.jpg


さて、そんなライ麦の出荷が始まります。
ぜひこの機会に、この間亡くなったJ.D.サリンジャーを偲びつつ、皆さんの『ライ麦畑…』を語ってみてはいかがでしょうか。

ラペロージア(現フリージア) [出荷情報]

最近『フリージア ラクサ』へと名前が変わったラペロージア。
当園で栽培されている数品種のうち、デバリガータ、クレエンタ、クレエンタ アルバの3品種の出荷が始まりました。

デバリガータ.jpg
白地に赤のブロッチが可愛らしいデバリガータ

クレエンタ.jpg
ローズピンクのクレエンタ

クレエンタ アルバ.jpg
ホフホワイトのクレエンタアルバ

球根植物ですので、開花時期が限られていますのでお早めにどうぞ。

伝わりにくいもの [出荷情報]

ゼフィラ エレガンスという花があります。

zephira.jpg

この花の素晴らしさは見た目以上に『香り』にあります。
バニラのような甘い香りといいますか、桜餅のような香りといいますか、兎に角、心地よい香りが魅力の花です。

もちろん、香りだけではなく、花弁はネリネ サルニエンシス(ダイヤモンドリリー)のような光沢感があり、光を受けてきらきら輝くところも素敵です。

香りには、品のある香りとない香りがある、と言います。
ある程度の本数がまとまっても香りが一定以上強くならないものを『品のある香り』と言うそうです。
写真や説明だけではどうしても伝わらないこの甘くて『品のある香り』を是非お楽しみ下さい。

カラー(ザンテデシア)の出荷が始まりました [出荷情報]

カラー エチオピカ プレナの出荷が始まりました。

z_aethiopica_plena.jpg
カラー(ザンテデシア) エチオピカ プレナ(吹き詰め咲きカラー)

私、カラーにはあまり詳しくないのですが、簡単に説明をしますと、一般的に花と思われている花弁のようなものは花ではなく、中心部の黄色い部分(肉穂花序)の部分が花です。ちなみに、上部が雄花で、下部が雌花です。

カラー.jpg

このカラーは、雌花部分が全て弁化しているという、世にも珍しい品種です。
当園で栽培されている品種の中でも一際ユニークかつレアなこのカラー、お値段は少々張りますが、ぜひ一度実物を見ていただければと思います。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。