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バルビネラは春の香り [開花情報]

南アフリカ冬雨地区が原産のバルビネラ。

初春の香りというと、梅の香りが一番なのでしょうが、私にとって初春の香りはバルビネラの香り(花屋さんに入ると独特な匂いがしますが、それ近い匂いです)でしょうか。
毎日毎日、本当に寒い日が続いていますが、この花を見ると春が来たんだなぁと感じます。

そんなバルビネラですが、昔は色々な方が生産されていたのですが、今ではほとんど止められてしまいました。
当園でも昔からバルビネラの育種・生産してきましたが、今ではほんのわずか生産しているにすぎません。

現在の市場では、面を飾れる花が主流ですので、バルビネラのような線や流れのある花は、単価が出にくいのです。まして、1年栽培して1株から1本では、栽培を止めてしまうのも分かります…。

しかし、当園では良いものだけを残して育種だけは続けてきましたので、最近なかなか捨てがたい品種が出てきました。

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バルビネラの英名は『cat-tail』、猫のしっぽのように上までどんどん咲いていきます。
特に、新色『あけぼの」は、オレンジイエローからホワイトのグラデーションに咲いていく、その名の通り、春の曙のような色彩が魅力的なバラエティです。

今年は例年になく、良い栽培ができました。
あまり多く出荷はできませんが、見かけたら春を色と香りで感じてみてください。

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